第二の人生をハワイで。その場所はホテル?

ハワイ暮らしにあこがれを持つ人は多いと思います。第二の人生を過ごしたい場所として、ハワイが良いと考える人が多いのは事実です。そしてそんな私たちの「憧れ」を「現実」のものとした一人の男性にお話を伺うことができました。


堀和哉さん。日本では総合商社でお仕事をされていました。リタイア後、様々な選択肢の中から、第二の人生をエンジョイする場所として選んだのがハワイでした。

現在は東京に暮らしながら、冬の間は3か月ほどのハワイ長期滞在を楽しむという日本とハワイを行き来する生活。

堀さんとのインタビューは、自宅のコンドミニアムに伺うというお約束。お誘いいただいたのは、便利な場所にあるアラモアナホテル。このホテルのロビーで、私たち取材班を迎えて下さった堀さんは「やあ、いらっしゃい。今日もテニスをしてきたばかりなんですよ。」と笑顔を見せてくれました。

てっきり、ここから堀さんの自宅のあるコンドミニアムに移動するのかと思っていた私たちに「このホテルのお部屋を購入したんですよ。ここに住んでいます。」とのこと!

ホテルとして有名な「アラモアナホテル」は何と「コンドミニアム」にもなっていて、堀さんはここを2015年に購入。つまりホテルを自宅として暮らしているとのことなのです。

空港までも近く、世界最大級のオープン型ショッピングモール、アラモアナセンターに直結した「アラモアナホテル」。さらに近辺にはロコにも人気のレストランや、日本食専門店などがあり、特に日本人にとってはオアフ島のなかでも最も暮らしやすいエリアの一つと言えるかもしれません。

ヨットハーバーが一望!ホテルの一室が自宅!!

その「アラモアナホテル」にある堀さんのご自宅に案内していただきました。

ホテルの高層階にあたる一室。ドアを開けるとアラモアナのヨットハーバーが広がっているという贅沢なビュー。山側も見渡せるので夜には夜景も綺麗なのだそうです。

「風が気持ち良いのでね、ここで朝ごはんをいただくし、夕方のワインも最高ですよ。」と堀さん。ヨットハーバーを真下に眺めるラナイ(ベランダ)のテーブルに座り、お話をすすめて下さいました。

「サラリーマン時代はね、いろいろな国で働きましたよ。台湾には6年暮らしたかな。寒いのが嫌いでね、リタイア後は避寒地を探していたんですよ。」とのこと。


そもそも多くの国々に滞在経験のある堀さんが、第二の人生を過ごす場所を、ハワイに決めたのでしょうか?

「リタイアしていろいろな場所を探していたんだけどね、日本でテニスを楽しむ軽井沢のテニス会の先輩がハワイが好きで、誘われて来てみると楽しくてね。最初は普通のホテルやコンドミニアムを借りて滞在もしていたんだけれど、せっかくだから自分の家を購入するもの良いとオープンハウス(日本の内覧会のようなもの)を訪ねるようになったんですよ。」と堀さん。

購入を決められたのは信頼できるリアルターとの出会い

そんななか、たまたま知り合った、アメリカではリアルター(Realtor Associate)と呼ばれ、不動産を仲介をする資格を持つ勝平さんとの出会いが大きかったともお話してくれました。

勝平さんとはその後、何か月も様々な物件を見に行き、「アラモアナホテル」をコンドミニアムとして購入するまで4か月ほどかけたとのこと。

「気があうというのかなぁ、勝平さんとは本当にいろんな話をしてね。ライフスタイル、家族のこと、将来を見据えたことなども含めてこの物件に決めたんですよ。」

いっぽう勝平さんにもお話をお聞きしてみると「不動産の購入というのは大きなことですからね、必ず納得して購入していただきたい。いくつも物件を見に行きましたね。年に3か月ほどのハワイ暮らし、奥様やご家族もハワイが好きでもちろんコンドミニアムを利用する・・・等の堀さんのライフスタイルを考えると、『アラモアナホテル』のお部屋というのはおすすめできる物件でした。」とのこと。

ハワイで不動産を購入するということ!

日本在住の方で、不動産を購入するとなると、ハワイで長期滞在している間は良いが、日本にいる間の部屋の管理は大きな問題となってきます。ましてお部屋をそのままにしておくのはもったいない。

けれど、「アラモアナホテル」のお部屋であれば、堀さんがいない間はホテルの部屋として貸し出し。人気ホテルのため、部屋の稼働率も高く、部屋もホテルが管理するので常に掃除等が行き届き、家賃収入も入ることになります。

さらにハワイの物件は、日本と違い、年数がたっても価値が上がることはあっても下がることはほぼなく、売却益が期待できるのも特徴なのだとか。実際堀さんも、息子さんたち、ご家族のライフスタイルが変わるのを機に物件の買い替えも視野に入れているそうで、売却時のことも考慮しての購入だったと話してくれました。

また、ハワイで個人で不動産を購入すると、ご家族の名義を入れることができるので、一般的に相続などのトラブルが起こりやすい事項に対しても安心なのだそう。

個人でハワイの不動産を買うことのメリット

堀さんのお話をお聞きしていると、ハワイで不動産を購入することのメリットが見えてきました。

まず、ハワイの不動産市場は年月がたっても値下がりをしにくいという特徴がありました。

例えば購入時の売却価値から、10年後の価値が数倍に値上がりするというケースもあるようです。(ビューやコンディションなどの条件等、各物件によって違いはあります)。

その理由としては、島国であるため土地が限定されていること、観光地であるため、ホテルやコンドミニアムの需要が高い。日本語が通じる環境があり、年間を通し安定した気候である。そのほか、自然災害がほとんどないことや、相対的に治安が良いこと、島外からの投資が絶えないことなどが主な理由として挙げられています。また、アメリカと日本の物件に対する価値観の違いも大きく、購入後もメンテナンス等を繰り返す、買った時よりも高く売るという文化が根付いていることも上げられます。

また特に個人で不動産を購入、所有すると、多くのメリットがあります。
堀さんのお話をベースにまとめてみると・・・。

1・ハワイ旅行時、滞在時に、ホテルの高い料金を支払うことなく、所有物件を利用できる。

2・所有物件を賃貸活用すれば、賃料収入が期待できる。

3・物件を中長期的に保有すれば、売却益(キャピタルゲイン)が期待できる。

4・所有物件を投資対象とし、賃貸活用等をすれば、維持費や日本、ハワイの渡航費などを費用計上でき、節税対策の一環としても考えることができる。

ハワイを楽しむ、人生を楽しむ!

「つまり今の私のライフスタイルでは、この『アラモアナホテル』がぴったりで、大正解だったと思いますよ。」と堀さん。

信頼できるリアルターと納得いくまで物件を探し、「大正解でした」といえる物件に巡り合った堀さんは今、悠々自適にハワイ暮らしを楽しんでいらっしゃいます。

朝は早く起き、テニスを楽しみ、ジムやプールへ行き、ゆったりと新聞を読んだり好きな音楽を聴いたり、読書をしたり・・・。サラリーマンとしての人生からハワイを楽しむ人生にシフトされた堀さん。取材の間、常に健康的に日焼けされた笑顔を見せて下さいました。

ご挨拶を終え、部屋を出ようとした私たちに「今日はこれから、大好きなロイヤルハワイアンバンドの演奏があるんですよ。大好きでね、もう追っかけですよ。」と笑いながら一緒にお部屋を出ようとする堀さん。ハワイとそして人生そのものをエンジョイされていらっしゃることが伝わってきます。

サラリーマンだった堀さんの体験を聞かせていただけたことで、ハワイで不動産を購入する、ということをぐんと身近に感じられた今回の取材でした。

憧れのハワイ暮らしを憧れではなく、現実なものにする・・・。次はあなたの番かもしれません。

関連するまとめ

ハワイの物件で確認!セキュリティのチェック事項

ハワイの不動産購入で、物件選びの際に必ずチェックしておきたい項目に「治安面の確認」があります。ハワイはアメリ…

不動産でいうクロージングって何のこと?

ハワイで物件を購入する際、オファーが受け入れられてから45日~90日以内に決済となります。この決済日のことを…

《ハワイで購入するならどっち!?~戸建て住宅とコンドミニアム~ Part1》

戸建て住宅のメリット&デメリット、コンドミニアムのメリット&デメリットを今週と来週にわたってご紹介します。今…

関連するキーワード